「GSX-R1000」コンプリートへの道

第1話 「なぜ、 GSX−R1000 なのか…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 我がWITH MEプロフェッショナルレーシングでは、もてぎ7耐に積極的に参戦しているのだが、その経歴はCBR1100XXに始まり、昨年はCBR900RRとなっているのだ。レースからカスタム車まで、ホンダ車ばかりのウィズミーがなぜスズキで走るのか?疑問に思う方も多いだろう。しかし、丸山浩はその真相を「ボクは、ホンダと特別な何かがあって乗っている訳じゃない。たまたま'コレはいいぞ'っていうバイクが、ホンダばかり続いていただけで、自分が良いと思ったバイクならメーカーは関係ないですよ」と語ってくれた。ではなぜGSX−R1000なのか?
 丸山浩は「'00年に試乗したとき"コレは、レースやるなら自分で買ってでもやる"って思った。文句なしにエンジンが速い。現行型はおろか、ともすれば、噂される'02年型のラムエア装備のCBR900RRより速いかもしれない」と語っている。そして、イベントレースのベースマシンとしてコストをかけずにタイム、さらには結果の出せるポテンシャルを感じたからなのだと。これが、GSX−R1000でコンプリートを作ることになった真相であり、そこから丸山浩の「GSX−R1000最速化計画」はスタートしたのだった。
 まず初めに取りかかったのが、マフラーとインジェクションコントローラー(FAL.CON)の開発である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1、 フルエキゾーストシステム
 これは、まさに丸山浩があくまでも実践で使えるレーシングスペックとして、こだわって造った妥協なき1本である。リッタークラスのマシンとしては、超絶的なパフォーマンスを秘めるR1000の運動性能を最大限に生かすため、全域での出力向上を狙い4−2−1集合方式を採用。マシンの軽量化に寄与するために、素材には薄肉チタンエキゾーストパイプを使用。アウターにドライカーボンを採用し、チタンサイレンサーよりも更に軽いというカーボンサイレンサーには、スチールウールを内臓。もて耐参戦など過去の経験に基づき、長時間に渡るハードな走行における耐久性にも配慮しているのも実戦的である。
 また、ピークパワーはもとより、中間域での扱いやすさがサーキットでのタイムアップにつながるという考えから、徹底して過渡特性の滑らかさにこだわった末の、妥協を許していないパイプの取り回しや寸法、溶接部の形状など、細部に至るまで実戦仕様が貫かれている。最近主流の派手なルックスのマフラーに比べると、一見地味ではあるが、まさに違いの分かるライダーにこそ勧めたい硬派な一本に仕上がったのである。

 

 

 

 

 

 

 

2、 FAL.CON
 マフラー交換と来て、次に忘れてはならないのは、インジェクションのセッティングだろう。そこで登場するのが、WITH MEオリジナルのインジェクションコントローラー「FAL.CON」である。
 FAL.CONとは、アクセル開度の設定を任意のポイントに設定し、それぞれのアクセル開度とエンジン回転数に応じて、燃料噴射量をコントロールする事ができる画期的なシステムである。
 このファルコンで、まずマフラー交換によって出来たアクセルを開け初めでのトルクの谷を修正し、またインジェクション車特有のアクセル開け始めのドン着きを和らげるなど、レースに向けて最適なセッティングを走るたびに模索していったのである。(セッティング内容は企業秘密だよーン)

第2話 デビューウィン に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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